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がんばれひろしまばす子ちゃん! 第5話

「ビーム馬鹿一代」のまっき

この第5話がボイスドラマになりました。(09/05/02)
――はい! わたし、ひろしまばす子14さい! ひろしまもみじバスのバスガイドやってます! ここ広島には日本全国から観光のお客様が毎日やってきて今日も大忙し。でもわたしがんばる! 今日はどんなお客様に会えるのかなぁ・・・?――




うーん、ひろしまもみじバスのマスコットバスガイドを始めて3年近いですが、いまいち「マスコット」として認知されていないですねぇ・・・。ライバルのヒバゴンバスにもマスコットが出てきたしどうしましょう?




「と、いうわけでリサーチです。会社のパソコン使ってこっそり調べちゃいますよー」


カチ、カチッ・・・


「・・・えっと、なになに・・・ぶんでんちゃんにシモツきゅん、くまっぴ、みんぐる、はまりー、アニメ番長にミヒョウちゃん、すいかちゃん、そして、かわぎわそふ子・・・ふぇえぇ、いっぱいいるんですねぇ。ライバルが沢山です。その中で目立つためには何か特殊能力が欲しいです。さらにっと・・・」


カチ、カチッ・・・


「出てきました。なになに、ベ・ジ・キャロットちゃん? 目からビームを放つ? おお、それはすごいです。何事もまず模倣から、とおばあちゃんが言ってました! 早速わたしも目からビームが出るように特訓してきまーす!」


一ヵ月後・・・


「へっくしゅん、へっくしゅん。ずるずる、うるうる・・・ ひえーっ、山に篭って特訓してたら、花粉症になってしまいましたー。目からビームじゃなくて涙がどばどば出てますー、かゆいですー 春だ花粉症だおめめが真っ赤だー!」




――またのご乗車、お待ちしています!――

 


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